普通部教育の神髄に触れる2020年度で92回を迎える労作展覧会(労作展)は、1927年に始められました。自分の力でテーマを見出し、考え、感じ、汗をかき、工夫を重ね、長い時間没頭しながら、一つの作品を仕上げ完成までこぎつける。-そういう体験を積ませたい-それが今日まで変わらぬ普通部の願いです。芸術科目と共に、学術研究も大事な柱。フランス語やスペイン語など、教科の枠に収まらない作品も出てきます。一生が変わる出逢いもある。それが普通部労作展です。
 労作展では、レポート用紙100枚にもおよぶ理科や社会科の研究、あるいは国語科で長編小説や詩に挑戦する人もいます。英語の本を日本語に翻訳しようとひと夏費やす人もいます。毎年テーマを変える人もいれば、同じテーマを3年間丹念に深く掘り下げていく人もいます。労作展での研究をもとに、学会発表へと発展していったものや外部で賞を受けたものもあります。
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